理容・美容業が抱えるリスク

リスク例
理容・美容事業で想定されるリスクには、次のものが挙げられます。
①店舗管理が不十分であったため、来店者がケガをしてしまった。
(清掃時のワックスふき取り漏れや、切った髪の毛の掃除が不十分により転倒してしまった など)
②理美容業務の施術ミスで顧客にケガを負わせてしまった。
(カット中に誤って耳を切ってしまった、シャンプー中に首をねんざさせてしまった など)
③顧客から預かったカバンを紛失してしまった。
(その他、一時的に預かっているコートや上着に、誤って薬液をこぼしてしまった など)
④販売した化粧品の欠陥により顧客が肌荒れを起こしてしまった。
①、②は、店舗(施設)や業務中の事故なので、「施設賠償責任保険」で補償することができます。
③は、「受託者(受託物)賠償責任保険」、④は、「生産物賠償責任保険」での補償となります。
なお、受託物の補償は一定額まで「施設賠償責任保険」で補償する保険会社もあります。
上記のとおり、想定されるそれぞれのリスクに起因する損害を補償する保険があります。
すべてのリスクに不安を感じられる事業者は、あらゆる保険に加入することが望ましいと考えますが、その場合、加入する保険が複数になってしまい、保険の管理が煩雑になってしまいます。
(その他にも、店舗の火災保険や労災上乗せ保険に加入するとさらに管理が煩雑なものになります)
また、多店舗展開している事業者の場合、各店舗ごとに複数の保険に加入すると本部では管理できなくなってしまうおそれがあります。
そうなると、いざ保険を適用したい事故が生じても、「どういった事故がどの保険に対応しているのか?連絡先はどこなの?」がわからず、初期対応が遅れてしまうことが予想されます。
(これも、一つのリスクだといえるでしょう)
「複数の保険証券をひとまとめにした保険に加入したい」
「全店舗の保険を包括的に管理したい」
といったリクエストがある事業者向けに、適した保険や加入方法があります。
包括的な契約にすることで、管理や事務手続きの簡素化、トータルの保険料を抑えられるといったメリットがありますので、おすすめです。一度、現在の保険加入状況を確認のうえ、ご相談ください。