テナント向け火災保険の選び方

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テナント物件を借りて事業を行う方向けの火災保険の選び方です。
所有物件ではないため「建物」に対して保険をかけることができないので、「借家人賠償責任」特約で万一の失火事故等を補償します。

保険検討の手順を次のとおりご案内します。

  1. まずは、何に対して保険をかけるか(保険の対象)決める。
    (例:屋内設備・什(じゅう)器、屋外設備・什(じゅう)器、商品・製品 など)
  2. 保険の対象が全損壊した場合、再取得するのに必要な金額または時価額を確認する。
  3. 物件の構造(木造、鉄骨造、コンクリート造など)および延べ床面積を確認する。
  4. どのようなリスクに対して備えたいかを決める。
    「火災リスク」、「風災リスク」、「水災リスク」、「盗難漏水リスク」、「その他破損リスク」など。
    これら以外に、過失により借りている建物(借用戸室または建物全体を借りている場合は建物全体)に損害を与えた場合、オーナーに賠償する必要(リスク)があります。このための「借家人賠償責任」は必須の補償です。
  5. その他の特約の必要性を検討
    テナントで事業を行うために、その施設や生産物(飲食店など)に起因する賠償事故に対する補償が必要かなどを検討する。保険商品によっては、火災保険の特約として加入することができます。
  6. 上記1~5の条件をもとに保険代理店に見積作成を依頼する。
  7. 代理店より見積が出てきたら、予算に合うよう契約内容の見直しを行い契約手続きを行う。

テナント向け火災保険のメインの補償は「借家人賠償責任」特約です。
(不動産業者やオーナーからは当特約を付帯した火災保険に加入してくださいと指示されることが多いと思います。)
ただし、「借家人賠償責任」だけを補償する保険はないため、設備・什(じゅう)器備品や商品・製品等の火災保険と一緒に加入する必要があります。

コストを抑えつつ、必要な補償内容を選択するのは難しい問題です。信頼できるプロ代理店に相談するのが良いでしょう。

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